侘びの世界へ―Flower's Topology

追悼から追憶へ―「悲しみのバルテュス」

去る11月13日に起きたパリの同時多発テロにショックを受けました。犠牲者の方々に深く哀悼の意を表します。
いかなる目的、主義主張、あるいは理想があろうとも、罪のない市民を巻き込んだテロ行為が許されるわけもなく、人間存在の根本原理に反した非人道的行為には決して同意できません。人間とはどう生きるべきか、ということの通底をお互いが学ばなければならないでしょう。

Cubaseで打ち込んだ「悲しみのバルテュス」
さてここからは個人的な話になります。
昨年、「はにかむバルテュス」という曲をやって、敬愛する画家バルテュスに思いを馳せてみたりしました。現在私は「舞踏のための音楽プロジェクト」でアルバム制作を進行中で、そこに収録する曲として、バルテュスからインスパイアされた何かを作れないかと模索していたのです。

そんな折に起きた、同時多発テロ。
バルテュスに関した曲作りへ、という意向が、思いもよらぬショックによって違ったベクトルに傾斜し、はっきりとその意思が見えてきました。
私はこれに「悲しみのバルテュス」(Balthus de tristesse)と曲名を付け、テロの犠牲者の方々への、鎮魂歌にしたいと思いました。

とは言え、具体的な曲として、そんなことが私にできるだろうかという不安もありました。
昨日、Cubaseに向かい、2分30秒の曲を打ち込み作りました。計画的な作曲ではない短時間で打ち込んだ曲です。何らアイデアや事前の企図のない、なけなしの作曲です。私はこの短い曲に詩を付け、歌いたいと思います。果たしてそれが歌となるかどうかさえ分かりませんが。

できうるならばこの「悲しみのバルテュス」を、早い段階で公開するつもりです。
またお伝えします。

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