侘びの世界へ―Flower's Topology

「ego and nal」のレコーディング

【「ego and nal」のオーディオ・クリップ】
今年、新しいPCに移行してからの、初めてのレコーディング。全体のシステムのフォーメーションは、果たして以前と同じ働きをしてくれるのか、やや不安げな気持ちの中、作業を開始しましたが、結果的にはほとんど問題なく作業が進行しました。

「ego and nal」という曲は、OP-1で打ち込んでおいた(OP-1内で録っておいた)ベーシックなリズム・パートをPro Tools 12で録り、そこにRoland JD-XiやKORG minilogueシンセでのパートをダビングしていくという手法によって作られています。既に現在、JD-Xiでのパート録りを終えています。

【Console 2及びNeve 88RS】
録りは、UNIVERSAL AUDIO Apollo FireWireのConsoleを使用して、Unizon対応マイクプリアンプのNeve 88RSのチャンネル・ストリップのコンプを経由しましたが、UADプラグイン・ヴァージョン9に含まれるConsole 2は、今回私は初めて使うことになります。その仕様は特に大きく変わっておらず、非常にシンプルな録りの作業だったので、違和感はまったくありませんでした。インストールに関連した何らかのエラーが出て作業が止まることをいちばん危惧していたので、こうして何事もなく作業が進むことが何より嬉しいのです。

【リズムを構築したシンセOP-1】
Neve 88RSチャンネル・ストリップにおけるかけ録りは、レベルが荒れない程度にピークだけをやや軽く抑える程度に設定し、JD-Xiの入力レベルもそれぞれのパート毎に調節しました。音色と事前の加工(JD-Xi内で構築するヴォイシングに対するエフェクト)によってはレベルを稼がなければならないものがあったり、逆に入力レベルを抑えなければならないものがあったりするので、コンプの設定を一定にしたまま、Pro Tools側のピーク・メーターを監視しつつ、シンセの入力レベルをその都度調節する方が作業の効率が捗ります。

「ego and nal」のそれぞれのパートは、事前に決定していたものではなく、JD-Xiの音色カテゴリーをまず適当に選択し、そのうちのプリセットを次々と試聴してピンとくるものを決定しています。4小節のパターンではなく8小節のパターンになっているのは、音程がグライドしているパッド系のパートをリズムに合わせて最初にダビングしたからであり、この8小節のパターンがこの曲の基礎進行になっています。が、この曲はプログラミングという安定的な方法はいっさい採用せず、すべて手弾きの録音の作業なのです。

また次回報告いたします。

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