侘びの世界へ―Flower's Topology

SoundCloudの命運―そして私の伝えたいこと

【SoundCloud公式ブログよりリュング氏のメッセージ】
前回お伝えした、「音楽を担保するものとして―SoundCloudの危機」から1ヵ月弱を経て、今月11日付のSoundCloud公式ブログより、創設者でCEOのアレクサンダー・リュング氏のメッセージがアップされました。メッセージの見出しは、“Exciting news and the future of SoundCloud”。

IT・科学メディアTechCrunchサイトでも同日付で“SoundCloud saved by emergency funding as CEO steps aside”という見出しで取り上げ、今回の騒動の関心を呼んでいます。「SoundCloudが185億円の投資を確保。今後も事業継続へ」と記事を書いたのは、ウェブメディアFNMNLで、以下、恐縮ながらその記事を引用させていただきます。

【SoundCloud騒動に関するFNMNLサイトの記事】
《昨日SoundCloudの今後の命運を握る会議が開かれると報じたが、その会議の結果世界最大の音楽プラットフォームの運営は継続されることになったと発表があった。
SoundCloudへのRaine GroupとTemasekからの新たな融資185億円は、株主から承認され、同社は今後も事業を継続可能とレポートで伝えている。
アメリカの投資銀行Raine Groupとシンガポールの投資会社Temasekによる融資が承認されなかった場合は、事業の継続が危ぶまれていた。
創設者でCEOのAlex Ljungは会長職に退き、元VimeoのCEOであるKerry Trainorが、新たにCEOになる予定だ。
SoundCloudは「この投資によりSoundCloudの強く、インディペンデントな未来が保証された」と発表している。
6月の大量リストラ以来のSoundCloudの問題はとりあえず一旦収まったといえそうだ。》
(2017年8月12日・FNMNLサイトより引用)

リュング氏のブログ・メッセージの“This financing means SoundCloud remains strong & independent. As I said, SoundCloud is here to stay”という言葉がとても印象的なのですが、まさにこの騒動は“とりあえず一旦収まった”ということが確認できました。

§

SoundCloudがビジネスとして扱っていたその中身というのは、ユーザーの私有財産である楽曲です。この楽曲を配信し、世界中で共有できる仕組みがSoundCloudであり、その経営が危ぶまれたとき、もしかして私の、あなたの楽曲がすべて消えてしまうのではないか、というパニックに陥りました。厳密に言えば、個々の楽曲が消えることよりも、配信不可――すなわちその共有していた無数のリンクのログが消え、コンテンツの中身が抜け殻になってしまうということに、不安視したわけです。

私は今回の騒動の教訓から、SoundCloud以外の第2の受け皿として、Bandcampのアカウントを取得し、以後楽曲はそちらで配信することを決めました。ただし現時点では、過去の楽曲の配信以外の目的で、SoundCloudも何らかの形で「継続して利用」することにしました。これにより、いつ何時でも、制作して出来上がった作品をネット配信し、リスナーの方々にその音楽を参照していただく機会が「安定的に確保」されたのではないかと思っています。

そしてこのことはとても大切なことなのですが、私は単に闇雲に、自分のマスターベーションのために音楽作品を配信しているのではない、という強い理念のもと、音楽というジャンルで一体何ができるか、何が可能なのか、表現を他者に伝えることでどんな思いや感覚を共有できるのかを創造していきたいと考えています。もちろんその基礎として、自分は「音楽が根っから大好きである」という気持ち、愛情が、すべてを突き動かしていることは言うまでもありません。リスナーの方々に率先して作品を聴いて楽しんでもらうことが、私にとって何よりも嬉しいことなのです。

私のオリジナル楽曲を提供しているエレクトロ・ポップ・サイト[Dodidn*]をぜひご贔屓に!クオリティの高い音楽を作り続けます!(遠慮なくどんどん、あちらこちらをシェア、リツイートして下さい!)

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